キーワード検索
詳細検索

new!

整備新幹線 紆余曲折の半世紀

しばしば耳にするものの、用語の指すところが見えにくい「整備新幹線」。そもそもの始まりはおよそ50年さかのぼる。
全国に新幹線網を築き国土軸とすることを目指した全国新幹線鉄道整備法が施行されたのは1970年。
最初の長野が1997年、直近の函館が2016年で、さらに札幌、敦賀、長崎へと建設が進むが、整備計画すべての完成はいまだ見えていない。
さまざまな外的な要因にも翻弄され、複雑な歩みをたどってきた「整備新幹線5線」のドラマチックな半世紀のあゆみを振り返るとともに、開業済み各新幹線の経緯と特徴を解説した。

鶴 通孝

ISBN:978-4-415-32623-8
2018年12月18日発行
新書判 320ページ
価格 972円 (税込)

CONTENTS
 ◇ はじめに(整備新幹線以前)

【第1章】 全幹法と整備新幹線
 ● 整備新幹線建設規格の元になった山陽新幹線
 ● 与党の意欲を込めた全幹法制定
 ● 新幹線の定義と実現への手順
 ● 手順の中に記された整備新幹線の語源
 ● 整備新幹線は上下分離と公共事業化がポイント

【第2章】 国鉄時代の整備新幹線計画
 ● 整備三線と言われた東北・上越・成田
 ● 現在の整備五線が基本計画に登場
 ● 基本計画には十二線も登載
 ● 国鉄改革 財源悪化から国鉄改革法制定へ
 ● 国鉄再建監理委の答申で分割民営化へ
 ● 先延ばしの中で生まれた優先順位  ほか

【第3章】 財政難の中で編み出された新スキーム
 ● 流れは事業者負担の抑制と地方負担導入へ
 ● 基本スキーム決定 受益の範囲のJR負担
 ● 並行在来線の経営分離
 ● 新幹線鉄道保有機構の誕生

【第4章】 国鉄改革後の再始動
 ● JR発足後 いよいよ各線事業着手へ
 ● 運輸省提案のミニ新幹線とスーパ特急
 ● 優先順位決定で北陸が第一位に
 ● 既設新幹線の譲渡と鉄道整備基金
 ● 公共事業化を明確にした新スキーム
 ● 既設新幹線譲渡収入の前倒し活用  ほか

【第5章】 整備五線それぞれのあゆみ
 ● 北陸新幹線
 ● 東北新幹線
 ● 九州新幹線鹿児島ルート
 ● 北海道新幹線
 ● 九州新幹線西九州ルート
 ● フリーゲージトレイン開発の経緯

【第6章】 各路線の特徴と現状
 ● 北陸新幹線高崎・長野間
 ● 北陸新幹線長野・金沢間
 ● 東北新幹線盛岡・新青森間
 ● 九州新幹線鹿児島ルート
 ● 北海道新幹線新青森・新函館北斗間

■ 建設中の整備新幹線三区間(北陸・北海道・西九州)

【第7章】 リニア中央新幹線

 ◇ エピローグ(整備五線以後)
同一ジャンルの本